Record China 2014年5月27日(火) 18時42分
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24日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国が世界のリーダーとなる時代も遠くないとの見方に対し、米国の台頭の歴史から考えると、経済力だけでは世界をけん引する権力を獲得することはできないと報じた。写真は天安門広場。
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2014年5月24日、英紙フィナンシャル・タイムズは、中国が近い将来、米国を抜いて世界最大の経済体となり、中国が世界のリーダーとなる時代も遠くないとの見方も出ているが、米国の台頭の歴史から考えると、経済力だけでは世界をけん引する権力を獲得することはできないと報じた。26日付で環球時報が伝えた。
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中国と米国の台頭の過程には違いがある。米国の台頭には第1次世界大戦による欧州の軍事力の低下が背景にあり、これにより米国は工業と金融において力を発揮する絶好の機会を得た。しかし、中国はこのような機会に恵まれなかった。金融力や経済力を比べても、中国は20世紀初頭の米国に劣っている。主要国も焦って中国と同盟を結んでいるわけではない。
中国の復興は間違いなく21世紀初頭における決定的事件だ。しかし、米国における権力の歩みを見ると、経済や政治と戦略の実力の間には複雑な関係が存在している。しかも、米国が台頭する過程における2度の世界大戦という唯一無二の状況が現代で再度起こることはあり得ない。経済の歴史を見ると、19世紀の英国から20世紀の米国、そして21世紀の中国は1本の線でつながっているのかもしれないが、複雑な地政がさらに太い縄のように存在しているのだ。(翻訳・編集/藤)
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