2014年5月25日、新華社によると、ロシアのプーチン大統領は24日、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムに出席する各国主要メディアの責任者と会見し、中ロ関係は新たな段階に入り、両国は今後多くの分野で全面的な協力を強化していくことになると話した。

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プーチン大統領は中ロ関係に関して問われると、中ロ間で成立した天然ガス取引は歴史的なものであり、双方にとって大きな意味を持つと述べた。ロシアにとってはこの協力がアジア太平洋の巨大消費市場へ参入する大きなチャンスになるとし、中国にとっては天然ガスの使用率を高めることで中国のエネルギー構造と都市部の環境を改善させるのに役立つとした。

また、中ロ間では今後も核エネルギーや航空、宇宙、惑星探査、医療、金融、農業など、多くの分野で全面的に協力を強化していくとし、両国間ですでに行っている本位貨幣決済も拡大させていくとした。2015年には反ファシスト戦争勝利70周年のイベントを両国で開催することも明かした。

プーチン大統領は、アジア太平洋地域の経済は活力がみなぎっており、世界経済成長を牽引し、かつ経済発展に多様性が備わっていることが特徴だと指摘。アジア太平洋経済協力（APEC）は国際・地域の問題を議論するのに良い場だとし、ロシアは今後もAPECにかかわっていき、北京で今年開催されるAPECの非公式首脳会議にも出席する意向を示した。（翻訳・編集/岡田）