Record China 2021年12月9日(木) 20時20分
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2016年から「限韓令」を発動中とされる中国で、今月3日から6年ぶりに韓国映画が劇場公開されたことで、台湾メディアでは「限韓令」の解除が始まったのではないかと報じている。
「限韓令」は、2016年に韓国が在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を認めたことへの報復として、中国で始まったとされるもの。当時、韓流エンタメが中国市場で隆盛を極めていたが、韓国発の音楽や各種コンテンツが制限対象となり、市場から一気に姿を消した。
2015年9月に「暗殺」が上映されて以降、韓国映画の劇場公開が途絶えていた中国だが、今月3日に映画「Oh! My Gran」(哦!文姫)の公開が始まり、6年ぶりに韓国映画が市場に戻ってきた。日本では昨年、第6回大阪韓国映画祭で「オ!ムニ」のタイトルで公開された同作は、ベテラン女優のナ・ムニが主演し、韓国で同年9月に上映されたヒューマンドラマとなる。
なお、最近では中国版ツイッター・新浪微博(ウェイボー)において、韓国の男性グループ・スーパージュニア(Super Junior)のメンバーをはじめ、複数の韓国人タレントのアカウントが解禁されたことも話題に。6年ぶりの韓国映画公開は、「限韓令」の解除が始まったことを示すのではないかと注目される。
台湾の日刊紙・聯合報では2021年~2022年にかけて、国交樹立30周年を記念する「中韓文化交流年」の一環としての動きではないかと報道。このほか、北京冬季五輪に向けて各国が外交的ボイコットを表明する中、態度を明らかにしていない韓国に対する中国のけん制の意味も含まれるのではないかとの見方もある。(Mathilda)
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