anomado 2021年11月28日(日) 18時0分
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台湾最大の映画賞・金馬奨の授賞式が台北市で開催され、俳優のチャン・チェンが4回目のノミネートで初めて、最優秀主演男優賞を受賞した。
台湾最大の映画賞・金馬奨の授賞式が台北市で開催され、俳優のチャン・チェン(張震)が4回目のノミネートで初めて、最優秀主演男優賞を受賞した。
今年で58回目を迎えた台湾版アカデミー賞こと金馬奨は27日夜、授賞式を開催。台湾と中国の合作映画「The Soul:繋がれる魂」(緝魂)に主演したチャン・チェンが、デビューから32年、4回目のノミネートで初の最優秀主演男優賞を獲得した。
SFミステリー映画「The Soul:繋がれる魂」でチャン・チェンが演じたのは、ある事件の真相を追う、がんに侵された検察官。役作りのため3カ月で12キロ減量し、最初に公開されたポスタービジュアルでは、痩せて鬼気迫る姿が人々を驚かせた。受賞にあたってチャン・チェンは、「苦労が多かったのではと人に言われるが、俳優としては当然のこと。俳優はつらい仕事とはいえ、多くの達成感と喜びをもらえる」と語っている。
14歳で出演した1991年の映画「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」で一躍人気となったチャン・チェンだが、受賞に当たって、この作品に抜擢してくれた故エドワード・ヤン(楊徳昌)監督に感謝を示し、「ヤン監督はずっと僕にとって模範となる人。話すことが得意ではない点は、監督に似ていると思う」とも話している。
今年の金馬奨では、台湾映画「瀑布」(The Falls)から女優のアリッサ・チア(賈静雯)が、最優秀主演女優賞を獲得。デビュー31年目で初めて同部門にノミネートされ、受賞を決めている。なお、「瀑布」は今回最多の10部門でノミネートされ、最優秀主演女優賞や最優秀作品賞など4部門を制している。(Mathilda)
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