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今年10月、ライブ配信中に農薬を飲んで自殺した女性の遺骨がすり替えられていたことが分かった。
今年10月、ライブ配信中に農薬を飲んで自殺した女性の遺骨がすり替えられていたことが分かった。「陰婚」でもうけることが目的だったとみられる。中国メディアの観察者網が23日付で伝えた。
「陰婚」は「冥婚」とも呼ばれる中国北部の一部地域に残る風習で、死者が結婚することを指す。かつては先祖の墓に独身者が入ると子孫の繁栄に影響するとの考えから行われており、若い女性の遺体や遺骨は「商品」として扱われるという。
報道によると、山東省済寧市汶上県で死装束を扱う店の男が、自殺した女性の葬儀情報を聞きつけ、「うまくいけば5~7万元(90~125万円)もうかる」と犯行を計画。共謀した葬儀社の関係者ら2人が遺骨をすり替えて持ち出した。事件は葬儀社内部の告発で明るみに出たといい、警察は現在3人を刑事拘留している。なお、遺骨はまだ買い手が付いていない状態だったという。
汶上県在住だった女性は10月15日、「最後になるかもしれない」とした配信で、うつ病などを告白。視聴者から「早く飲め」などとあおられ、用意した農薬を飲み、その後死亡した。女性の知人は「彼女は本気で自殺するつもりはなかった。だから、用意した農薬も薄めたものだったし、飲んだ後には自分で救急車を呼んだ」とし、ネットユーザーが死に追いやったと主張していた。(翻訳・編集/北田)
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