来年の中国共産党大会人事、外交トップの座に就くのは誰か?―米華字メディア

Record China    2021年11月24日(水) 8時0分

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18日、米華字メディア・多維新聞は、来年の第20回共産党大会で中国の外交当局幹部が入れ替わる可能性が高いとし、新しい顔ぶれを予想する記事を掲載した。写真は王毅外相。

2021年11月18日、米華字メディア・多維新聞は、来年の第20回共産党大会で中国の外交当局幹部が入れ替わる可能性が高いとし、新しい顔ぶれを予想する記事を掲載した。

記事は、中国の外交は他の政治分野同様に共産党が意思決定権を持ち、党中央委員会の下に設置された中央外事工作委員会が意思決定などを担っていると紹介。その指導の下に政府のポストである外交部長が表立って外交活動を行うと伝えた。

その上で、2017年の第19回党大会で外事工作委員会トップの秘書長となった楊潔篪(ヤン・ジエチー)氏は来年72歳となりその任期を終えることになるだろうとした。また、外交部長の王毅(ワン・イー)氏も来年69歳となり、一緒に離任する可能性が高いと紹介した。

そして、来年の党大会で引き続き外事工作委員会秘書長と外交部長という党、政府の2トップ体制が維持される場合、現在党中央委員・候補委員の資格を持つ劉結一(リウ・ジエイー)国務院台湾弁公室主任と楽玉成(ユエ・ユーチョン)外交部副部長が二つのポストを引き継ぐ確率が高いと予想した。

また、劉氏と楽氏が外事工作委員会秘書長のポストのみを争う可能性もあり、その場合には外交部の1960年代以降生まれ世代の副部長級官僚に外交部長就任のチャンスが回ってくると指摘。楽氏以外で現在副部長を務めている馬朝旭(マー・ジャオシュー)、謝鋒(シエ・フォン)、トウ励(ダン・リー)の3人に加え、呉江浩(ウー・ジアンホン)、徐飛洪(シュー・フェイホン)、華春瑩(ホア・チュンイン)という3人の部長助理が候補になると伝えている。

さらに、外交部内にはこの他にも秦剛(チン・ガン)駐米大使、孔鉉佑(コン・シュエンヨウ)駐日大使などを含む副部長級官僚が少なくとも19人おり、そのうち大多数が1960年代以降生まれであると紹介。この中から抜てきされる可能性もあるとしつつ、唐家璇(タン・ジアシュエン)氏以降の歴代外交部長はいずれも駐日大使または駐米大使経験者であることを指摘しておく必要があると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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