anomado 2021年11月21日(日) 10時30分
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10日に配信が始まったヤン・ミーとウィリアム・チャン主演の「斛珠夫人」。総視聴回数は好調な滑り出しを見せる反面、映画・ドラマのレビューサイトでは低めのスコアが付けられている。写真は「玉骨遥」。
10日に配信が始まった女優ヤン・ミー(楊冪)と俳優ウィリアム・チャン(陳偉霆)主演の「斛珠夫人」。総視聴回数は初日に2億回を超えるという好調な滑り出しを見せる反面、映画・ドラマのレビューサイトDouban(豆瓣)では10点満点中5.1点という低めの採点が付けられている。
ある集計では、男性主人公・方諸(ウィリアム・チャン)の弟子になったヒロインの海市(ヤン・ミー)は、6話までの間、「師父」と呼んだ回数が132回にも上ったとされ、ネットでは「師弟愛」を描く時代劇に対する「マンネリ」を訴える意見が多く寄せられた。
中国ドラマで「師弟愛」を描いた作品といえば、金庸の小説「神鵰剣俠」の実写ドラマが筆頭に挙げられ、今も抜群の知名度と人気を誇っている。その次に大ヒットとなったのは2015年に放送されたチャオ・リーイン(趙麗穎)とウォレス・フォ(霍建華)主演の「花千骨~舞い散る運命、永遠の誓い~」。現在までの総視聴回数は187億回に達し、「禁断×師弟愛」ブームの新たな火付け役となった。
それからこの流行に乗って数々の人気ネット小説が今が旬のイケメン俳優や女優らによって実写化される動きが加速した。この中で高い話題性を保った作品を挙げると、すでに放送済みの「千古玦塵」(チョウ・ドンユィ=周冬雨×シュー・カイ=許凱)、「周生如故」(アレン・レン=任嘉倫×バイ・ルー=白鹿)、「国子監来了个女弟子」(チャオ・ルースー=趙露思×シュー・カイチョン=徐開●。●は「馬」に「聘」のつくり)の他、「皓衣行」(「碧城訣」に改名。レオ・ロー=羅雲熙×チェン・フェイユー=陳飛宇)、「玉骨遥」(シャオ・ジャン=肖戦×レン・ミン=任敏)、「重紫」(ヤン・チャオユエ=楊超越×シュー・ジェンシー=徐正溪)、「落花時節又逢君」(ユエン・ビンヤン=袁冰妍×リウ・シュエイー=劉学義)などのスタンバイ作品がある。
特にシャオ・ジャンの絶大な人気に後押しされている「玉骨遥」は、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で関連の話題の閲覧回数がすでに500億回に上り、同じく師弟愛を描いた「花千骨」の視聴記録を塗り替えるのではないかと、ファンは固唾をのみながら見守っている。一方で、満ちあふれている師と弟子の禁断の恋、クールな男性主人公とおてんばなヒロインという千編一律な人物設定に対してネットでは「マンネリ化」を指摘する声も相次いでいる。
人気俳優らがこぞって参戦する「師弟愛」ブームはいつまで続くのか。「花千骨」を上回る作品は出るのか。今後の展開に関心が集まっている。(編集/RR)
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