「醜い中国人」が発行停止へ、中国本土では依然販売―米華字メディア

Record China    2021年11月18日(木) 15時20分

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18日、米華字メディア・多維新聞は、「醜い中国人」で知られる作家の柏陽(ボー・ヤン)氏の未亡人が、同書の発行を停止すると宣言したことを報じた。写真は「醜い中国人」。

2021年11月18日、米華字メディア・多維新聞は、「醜い中国人」で知られる作家の柏陽(ボー・ヤン)氏の未亡人が、同書の発行を停止すると宣言したことを報じた。

記事は、2008年に死去した柏氏の未亡人である張香華(ジャン・シアンホア)氏が近ごろ、「書名が中国の侮辱に用いられる恐れがある」との理由から、柏氏の著作「醜い中国人」を台湾の中学1年生向け教科書に取り入れることを拒否したと紹介。張氏が「著書は柏が1984年に講演した内容がベースになっているが、講演の対象は成人であり、民族的な自信が構築されていない中学1年生には不適切」との見解を示していたことを伝えた。

そして、張氏がこのほど、柏氏が生前「中国文明はすでに進歩した。この本の発行は止めなければならない」と再三語っていたとして、台湾の出版元である遠流出版社、中国本土の人民文学出版社との契約が切れる2024年をもって、「醜い中国人」の発行を永久に停止すると宣言したことを紹介している。

その上で、人民文学出版社が17日に張氏の宣言について「現時点でさらなる情報はない」とし、現時点では中国本土で従来どおり販売されていることを明らかにしたと伝えるとともに、京東など中国本土の大型ECプラットフォーム上でも同作品は18日時点で通常販売されているとした。

また、台湾の博来客、金石堂といったオンライン書店でも「在庫あり」「注文可能」の状態になっており、一部のオンライン書店で欠品状態になっているものの、漫画版の在庫が残っており、販売されていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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