Record China 2021年11月12日(金) 11時20分
拡大
11日に行われたサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオマーン戦での中国代表監督の采配をめぐり、中国国内で批判が噴出している。
これまでの試合とは異なり、序盤から積極的に攻勢に出る中国は21分、コーナーキックからのこぼれ球をFW武磊(ウー・レイ)が押し込み先制に成功する。一方のオマーンも75分にコーナーキックから同点に追いつく。終盤にエウケソンを投入した中国がオマーンゴールに迫るが勝ち越し点は奪えず、1-1の引き分けとなった。
物議を醸しているのは67分、この日先発して好プレーを見せていたアロイージオを交代させた李鉄(リー・ティエ)監督の采配だ。交代の際、アロイージオは自分なのかと不満そうな表情を見せた。李監督に対してはこれまでにも帰化選手を重用しないとして批判の声が多数上がっていた。
交代の瞬間、中国のスポーツ評論家の黄健翔(ホアン・ジエンシアン)氏は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「本当にかたくな(に帰化選手を重用しない)だ。これは何かを証明しなければならない」とツイートした。結果的に中国は追いつかれて引き分けに終わった。
スポーツジャーナリストの李[王旋](リー・シュエン)氏は試合後、「あなた(李監督)の能力はあなたの傲慢さを支えきれない。自ら退任しないのか。試合が終わってもあなたはおそらく自分のミスだと認めないのだろう」「中国国内での試合でなかったことに李監督は感謝すべき。でなければ『李鉄やめろ』の大合唱が起きていただろう」などと投稿した。
スポーツ解説員の韓喬生(ハン・チアオション)氏は「ターニングポイントは67分にアロイージオを交代させたこと。交代ボードを見た彼は困惑の表情を浮かべて下がろうとしなかった。私も同じ表情をし、全国のサッカーファンもあっけにとられた」とつづった。
ネット上でも反響が大きく、「李鉄の交代」が微博のトレンド3位に。ファンからは「選手交代の達人だな」「選手交代の天才、李鉄はいつ消えてくれるんだ」「アロイージオを下げた理由を説明しろ!」「マジで相手どうこうではなく自分の問題」「くず鉄は退任せよ」「アロイージオは『袖の下』を渡さないとフル出場できないようだ」など、李監督への批判が噴出した。
李監督は交代の理由を「60分を過ぎてアロイージオの運動量が低下した。中盤をコントロールしたかった」と説明し、交代は「問題なかった」と主張。ただこれにもネットで批判が殺到している。
なお、グループBの他の試合は日本がベトナムに1-0で勝利、サウジアラビアとオーストラリアが0-0で引き分けた。この結果、サウジアラビアが勝ち点13で首位。以下、オーストラリア(同10)、日本(同9)、オマーン(同7)、中国(4)、ベトナム(0)となっている。(翻訳・編集/北田)
この記事のコメントを見る
Record China
2021/10/18
2021/10/12
2021/10/8
2021/9/8
2021/9/3
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る