Record China 2021年11月1日(月) 7時30分
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中国における移動体通信のネット回線速度は世界第5位という。中央アジアではカザフスタンが、世界の上位国に比べればまだ差は大きいが、ランキングを急上昇させている。
中国外交部駐カザフスタン大使館経済商務課は10月28日、カザフスタンにおける移動体通信のネット回線速度は中央アジアでトップと紹介する文章を発表した。同文書は中国における回線速度にも触れた。世界第5位となかなかの好成績だが、それでも「かなわない国」が存在するという。
米国企業が提供するネットの回線速度などを計測するオークラ・スピードテスト(Ookla Speedtest)で、カザフスタンのネット回線速度は2021年9月時点で世界第80位であり、年初から順位を21位向上させた。年初時点で19.52 Mbps.だった通信速度は、9月には31.74Mbps.に達し、62.6%の加速だったという。
カザフスタンの周辺国では、キルギス103位、ウズベキスタンが129位、タジキスタンが129位だ。カザフスタンでの通信速度は、ロシアの90位、ベラルーシの119位などよりも上位だ。
文章は、「カザフスタンは移動体通信のインターネットの接続性と質の向上に積極的に取り組んでいる」と紹介。同国政府統計部門の発表によると、同国では21年1-9月、通信分野における投資額が前年同期比17.8%増の888億テンゲ(約236億円)に達した。過去5年間の通信分野の投資額は年平均で19%増加してきた。カザフスタンは引き続き5G技術を普及させ、移動体通信の速度を向上させている。同国の通信事業者は19年より5Gネットワークのテストを行っており、5Gネットワークとビッグデータ、モノのインターネット(IoT)がカザフスタンのデジタル経済の基盤の一つとなっているという。
文章によると、移動体通信の速度で世界第1位はアラブ首長国連邦(UAE)で、第2位から5位までは、韓国、ノルウェー、カタール、中国の順という。(翻訳・編集/如月隼人)
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