Record China 2021年10月20日(水) 15時20分
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北朝鮮が19日に発射した潜水艦発射弾道ミサイルの数をめぐり、日韓当局の見解が割れている。写真はミサイル。
北朝鮮が19日に発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の数をめぐり、日韓当局の見解が割れている。10月19日、韓国・中央日報が報じた。
記事によると、韓国軍合同参謀本部は同日、「午前10時17分ごろ、SLBMと推定される未詳の短距離弾道ミサイル1発を捕捉した」と発表。しかし日本の防衛省は「午前10時15分と16分、1分間隔で北朝鮮の東側から弾道ミサイルが2発発射された」とし、「このうち1発は、最高高度が50キロ程度に達し、変則的な軌道でおよそ600キロ飛行し、朝鮮半島東側の日本海に落下したと推定される」と発表した。
岸田文雄首相も同日に訪問先の福島市で「北朝鮮が弾道ミサイル2発を発射した」と述べており、日韓の情報にずれが生じているが、韓国軍の関係者は記者からの質問に対し「1発を検出した」との立場を固守しているとのこと。
記事は「日本と韓国は北朝鮮のミサイル分析において、異なる特徴を持つ」と説明。「地球が丸いという特性上、レーダーの電波が届く距離には限界がある」とし、「韓国は発射地点、日本は弾着地点に関する情報が相対的に正確である」と伝えている。
また、「今回のミサイルはSLBMと推定されるため、発射された数は非常に重要な要素」と報道。韓国軍は「海上発射」とのみ発表し、発射場所が水中パージ船か潜水艦かは明らかにしてないという。ミサイルの専門家である韓国国防大学のクォン・ヨンス元教授は「もし日本の発表どおり2発であれば、船ではなく潜水艦から発射した可能性が高い」と指摘。「既存の新浦B級潜水艦(2000トン級)は発射管が一つのみなので2発撃つことはできない」とし、「SLBM2~3発を搭載できる新型の新浦C級潜水艦(3000トン級)の可能性がある」と語っている。
記事は「専門家は、実際の発射数が確認された場合、日韓いずれかの軍事情報力の信頼性が大きく損なわれるとみている」と報じている。
韓国のネットユーザーからは、「2発だったら韓国は大恥だな」「どうせ日本の情報が正しいんでしょ」「ミサイルを『発射体』と呼称する無能な政権」「現政権の国防部の発表はまったく信じられない」「今の韓国は南朝鮮人民共和国だからね」「諜報員が全て逮捕されて人的情報に頼れない今、韓国軍は米国と日本からの情報に依存するしかないのが現状」など、韓国政府に対する否定的なコメントが相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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