Record China 2021年10月18日(月) 11時40分
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17日、観察者網は、インターネットのライブ配信をしていた女性が農薬を飲んで自殺を図り、その後死亡したとして、遺族がライブ中に農薬を飲めとあおり立てた視聴者の法的責任を追及する姿勢を示したと報じた。
2021年10月17日、中国メディアの観察者網によると、インターネットのライブ配信をしていた女性が農薬を飲んで自殺を図り、その後死亡した。遺族はライブ配信中に「早く飲め」とあおり立てた視聴者の法的責任を追及する姿勢を示している。
記事によると、ネット上でのライブ配信を行ってきた女性が15日、農薬入りのボトルをテーブルに置いて配信を行い、その際にリアルタイムのコメント欄には「早く飲め」「飲みたいなら飲め」「さあ早く」など、あおり立てるコメントが次々に出現した。そして、視聴者にあおられた女性がボトルを手にとって中の液体を一気に飲み干し、「全部飲みました」と空のボトルをカメラに向かって示したという。
この配信が終わってからほどなくして、女性は緊急搬送されたものの死亡したという。女性は自殺を図った当日にショート動画プラットフォームに「お別れ動画」を掲載しており、長期に渡りうつ病を患い、2カ月余り入院していたことを明かすとともに、「みんなに見てもらうために私は楽しそうにしていた。でも最近はもう本当に限界だった」と語っていた。「画面に映る女性の顔面は蒼白(そうはく)で、情緒も不安定な様子だった」と記事は伝えている。
女性を知る人物は「(配信時に)彼女は自殺するつもりはなく、別れた彼氏との寄りを戻そうと思ってああいうことをしていた。だから、用意した農薬もドリンクで割ったものだった」とし、「本気で死ぬつもりがなかった女性を追い詰め、死に追いやったのはネットユーザーたちのあおり立てだ」と主張しているという。
記事によると、この主張に対して多くのネットユーザーが、当時女性をあおり立てるようなコメントを書き込んだ視聴者に対し怒りの感情を抱いてネットに批判のコメントを書き込み始め、中には証拠もないまま「この人物が元彼氏だ」といった発言も現れた。死亡した女性の母親は、あおり立てた視聴者の法的責任を追及する姿勢を示しているという。(翻訳・編集/川尻)
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