中国製の模倣品が氾濫、エジプトの伝統工芸品が消滅の危機―エジプトメディア

Record China    2014年5月21日(水) 7時37分

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20日、エジプトで文化遺産を模倣した中国製の商品が多く流通しており、エジプトの伝統工芸品が消滅の危機に直面している。写真はエジプトの伝統工芸品。

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2014年5月20日、環球時報によると、エジプトメディアは17日、中国製の模倣品の影響でエジプトの伝統工芸品が消滅の危機に直面していると伝えた。現状を改善するために当局が「文化遺産保護法」を適用すべきだと指摘している。

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エジプトの各大手工芸市場では、アラビア語のほか中国語がひそかに流行しており、英語に取って代わる共通語となっている。伝統工芸品には中国語の説明書が入っているものも多く、特にエジプトの文化遺産を模倣した中国製の商品が多く流通している。以前はエジプトの伝統的な手作りのパピルス画やピラミッドの模型が観光客に人気だったが、ここ数年は価格の安い中国製の文化遺産模倣品が観光客を引き付けている。このような現状に多くの手工業者は不満を示しており、エジプト政府も大量の中国製商品により文化遺産模倣品を中心とした伝統手工業が消滅の危機に陥っている現状を認めている。

エジプトメディアは、当局が1983年発布・2010年改正の「文化遺産保護法」に基づいて文化遺産の模倣品の販売に基準を設けるべきだと指摘している。対策としては、税関でエジプト文化遺産の模倣品や中国工芸品の輸入を防止することや、原材料を高値で仕入れているエジプト人に補助を実施すると同時に、輸入される原材料のチェックを強化して製品の質を確保することなどを挙げている。(翻訳・編集/藤)

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