Record China 2014年5月21日(水) 8時9分
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18日、北京の市場にこのほど、輸入された大型野生動物の標本を販売する展示場が現れた。写真はホッキョクグマの標本。
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2014年5月18日、台湾紙・中国時報によると、北京市内のある市場にこのほど、輸入された大型野生動物の標本を販売する展示場が現れた。19日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
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大型の野生動物の標本は、国家林業局の許可を得て「収蔵証」を取得すれば、合法的に販売・収蔵することができる。近年、中国ではこの野生動物の標本が最高級のぜいたく品となっており、多くが会社や自宅の装飾品として購入されている。
同展示場には「大型絶滅危惧動物の実体標本」という文字が掲げてあり、30点以上の野生動物の標本や毛皮がずらりと展示されている。店員によると、最も高価なのは2メートル以上あるホッキョクグマの標本で60万元(約960万円)、最も安いホッキョクギツネの標本でも8万元(約128万円)するが、富裕層を中心に売れ行きは好調だという。
店員によると、標本の価格は動物の絶滅危惧レベルに応じて設定される。ホッキョクグマなどは年々減少していることから、その価格も高めだ。また、標本はすべて自然に息絶えた動物から作られているという。
しかし、中国科学院動物研究所の解●(シエ・イエン、●は「火」3つ)副研究員は、「標本の販売は人々の野生動物に対する消費を刺激する可能性がある」として、標本がもたらす影響を危惧しており、「研究以外の目的で動物の死体を収蔵するべきでない」と主張している。(翻訳・編集/藤)
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