シャオ・ジャンの未公開ドラマ「王牌部隊」が外交問題に?

anomado    2021年10月11日(月) 16時50分

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中国の動画配信大手の愛奇芸が制作し、シャオ・ジャンとホアン・ジンユーが出演する軍事ドラマ「王牌部隊」がベトナムとの外交問題に発展したとして、今、ネットで熱い議論が交わされている。写真はシャオ・ジャン。

中国の動画配信大手の愛奇芸(アイチーイー/ iQiyi)が制作し、シャオ・ジャン(肖戦)とホアン・ジンユー(黄景瑜)が出演する軍事ドラマ「王牌部隊」がベトナムとの外交問題に発展したとして、今、ネットで熱い議論が交わされている。

事の発端は、9月にベトナムのあるインフルエンサーが「ドラマはベトナムの歴史を歪曲(わいきょく)した」としてSNSに文章を投稿し、現地メディアのVnExpressが外務省の記者会見で質問したことが始まりとみられる。しかし一方で、「王牌部隊」の制作側が出演陣を公表した時、ホアン・ジンユーを1番、シャオ・ジャンを2番に記載したことで、シャオ・ジャンのグローバルファンコミュニティー「影音会」が微博で「王牌部隊」のフォローを解除し、さらにドラマの公開を阻止しようとベトナム政府に通報したとの説も出回っている。

いま中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、アンチによる新ラウンドのシャオ・ジャンたたきが加速し、シャオ・ジャンファンとの間で対立が激化しているように見受けられる。ネットでは「公開もされてないドラマなのに、情報がベトナム外務省に行き渡るの?。ドラマの情報が入手できる連中は誰なのか、安易に想像できるね」「番付争いに敗れたからドラマの公開を妨害するのか?。怖い!」「『227事件』でどん底にいたシャオ・ジャンを拾ってくれたのが『王牌部隊』なのに、恩をあだで返すのか!」と非難の声が相次いでいる。

一方で「シャオ・ジャンの知名度を利用してドラマを作った後、2番手だと公表するのは詐欺同様」「またファンの過激行為で濡れ衣を着せられるのか、かわいそう」「人気が出るとアンチが増えるのだが、ここまでひどくなるとは」といった擁護や同情の意見も寄せられている。

1979年に始まった中国とベトナム間の戦争を描いた「王牌部隊」は現在は審査待ちの状態で、公開時期すらまだ明らかになっていないが、番付争いやベトナムの外務省を動かすなど、いざこざが絶えない。

放送延期になってしまった「余生、請多指教」に続き、「王牌部隊」もお蔵入りになるのか。シャオ・ジャンに対するアンチの嫌がらせはいつまで続くのか。政府主導の「清朗」行動はシャオ・ジャンのファンコミュニティーにまで及ぶのか。シャオ・ジャンにまつわるトラブルはまだまだ続きそうだ。(編集/RR)

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