中国貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州で9日、日本の「神風」ステッカーを車体に付けて道路を走行していた運転手が摘発された。

中国メディアの九派新聞によると、日本の「神風」ステッカーを貼った乗用車を目撃したとの書き込みがSNS上にあり、通報を受けた交通警察が、当該車両の情報を照会し、通報内容が正しいことを確認した上で車を一時的に押収。運転手を同自治州凱里市の公安当局に移送した。

中国では先月、河南省鄭州市で「神風」の文字入りの旭日旗ステッカーを貼っていた車の所有者が警察に摘発された。江蘇省南通市でも「731部隊」などと書かれたステッカーを貼った車の所有者に対し、警察は治安管理処罰法に基づき15日間の拘留に処した。今月に入っても、遼寧省盤錦市で、旭日旗が描かれたステッカーや「支那製造」と書かれたステッカーを自身の車に貼っていた男が警察に摘発され、治安管理処罰法に基づき15日間の拘留および罰金1000元（約1万7000円）が科されている。（翻訳・編集/柳川）