人民網日本語版 2021年10月10日(日) 23時10分
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ヘラシギの可愛さは何と言っても、先が扁平でへら先のように広がった独特の形をしたくちばしだろう。一見すると「しゃもじ」のような形をしていることから、鳥を愛する人々からは親しみを込めて「しゃもじの小鳥」と呼ばれている。中央テレビニュースが伝えた。
ヘラシギの体長は14センチから16センチほどで、夏の間、その羽は主に黒や赤褐色といった濃い色合いのまだら模様で覆われており、冬になると灰褐色や白色をメインとしたやや薄い色合いとなる。そのエサのとり方もユニークで、くちばしを水や泥の中につっこみ、まるで「ほうき」で掃除するように左右に動かしながらエサ取りをするため、他のシギと容易に見分けがつく。現在、ヘラシギは世界でわずか600羽ほどしか生息しておらず、近絶滅種(CR)に指定されている。
このヘラシギを語る上で、江蘇省塩城市についても言及しないわけにはいかないだろう。2019年7月、江蘇省塩城黄(渤)海湿地渡り鳥生息地(第1期)は世界自然遺産リストに登録された。
そして、まもなく開催される国連生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)では、塩城市の「鳥類の生息地回復を目的とした自然解決に向けた取り組み」が「生物多様性100+世界特別推薦取り組み」に選ばれている。
塩城一帯の湿地は世界に9つある渡り鳥のフライウェイのうちの「東アジア・オーストラレーシアフライウェイ」の重要な構成部分。今はちょうど渡り鳥の移動時期となっており、30万羽以上の渡り鳥が次々と塩城黄(渤)海湿地渡り鳥生息地に飛来している。そして中でもヘラシギは特に科学研究者たちの注目を集めている。(編集TG)
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2021/10/10
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