Record China 2021年9月29日(水) 15時20分
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台湾で大規模な停電が発生したことについて、米華字メディアの多維新聞は「中国を笑う資格なし」と題する記事を28日付で掲載した。
中国では電力制限により事前予告のない停電が各地で発生している。この原因について記事は「多くの憶測がある」とし、「中国政府がエネルギー消費の総量と強度のダブルコントロール(能耗双控)および炭素削減の設定目標に合わせて炭素排出量の多い企業に電力制限を実施している」「国際的な燃料石炭価格の高騰に対応して、石炭火力発電所がコストに見合わず発電を停止した」「電力網が崩壊して停電した」などがうわさされていると紹介した。
一方で、「こうした状況に対立状態が続く台湾から皮肉の声が多く上がっている」とし、台湾の専門家である謝金河氏が「能耗双控」を指して中国本土の生産基地としての将来性に疑問を投げかけたことを挙げ、「まるで台湾で5月中旬に短期間に2度の大規模停電が発生したことを忘れたかのようだ」とやゆした。
その上で、「台湾は悠々と芝居を見ている立場ではないようだ」とし、台湾でも予告なしの停電が複数回発生していると指摘。27日夜に南部の高雄市楠梓区で原因不明の停電が発生し、4096世帯に影響が出たことを挙げた。また、28日午前4時ごろには台北市と新北市でさらに大規模な停電が発生したとし、「原因は変電所の変圧器の漏電で、23万戸に影響した。午前8時には全面復旧したが、ネットユーザーからは冷房が止まったので暑くて目が覚めたとの不満の声も出ている」などと報じている。(翻訳・編集/北田)
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