Record China 2021年9月27日(月) 8時0分
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24日、参考消息は、米中問題に関する米メディアの報道について「自分のことを棚に上げて中国を批判する」姿勢がますますエスカレートしていると報じた。資料写真。
2021年9月24日、参考消息は、米中問題に関する米メディアの報道について「自分のことを棚に上げて中国を批判する」姿勢がますますエスカレートしていると報じた。
記事は、米紙ワシントン・ポストが24日に発表した「バイデン大統領の米中関係安定に向けた策略は役に立たない」という評論記事を取り上げ「まさにデタラメを地で行くものであり、失笑を禁じ得ない」とし、その問題点を4つ取り上げて解説した。
まず「国連総会でバイデン大統領を含む数人の首脳が、米中両国は冷戦式の衝突を避けなければならないと強調した。しかし中国政府は、バイデン大統領が心を込めてつくった平和協力、競争と対抗を踏まえた関係づくりの提案を拒否した」と論じた点に言及し、「バイデン大統領が国連総会で米中間の新冷戦状態を望まないと発言した裏には、米中冷戦を中国側の責任にしようという魂胆があることに多くの人が気づいている」と主張。先日創設が発表された米英豪3カ国の安全保障パートナーシップAUKUS(オーカス)について「これこそバイデン氏による米中冷戦化の手段ではないか」と批判した。
次に「バイデン大統領は、米国が力強い競争を進め、自らの価値観にのっとり、強国が軍事、経済、技術、虚偽情報を用いて弱国を威圧するいかなるたくらみにも反対することを約束した」という記述に触れ、「弱国に対する威圧はまさに米国がやり続けてきたことではないか」と主張している。
また、評論記事が「われわれは自らの枠組みから逸脱することはない。われわれは米国民の価値観に反するものと引き換えに、国際問題の進展を得ることはありえない」という米政府高官の話を引用したことを取り上げ、「典型的なダブルスタンダードだ。米国は不利益なものと引き換えないのに、中国には引き換えさせるのか。中国だっていついかなる時も、国の前途と命運や重要な国益を持ち出して米国とトレードすることは絶対にない」と論じた。
そして最後に「バイデン大統領は進んで友好的な姿勢を示したが、中国は高圧的な政策をよりエスカレートさせるとともに、米国に対して焦りを感じている」という部分に言及。「バイデン氏が進んで友好的な姿勢を示したなんて聞いたら、米国の同盟国ですら笑い出す。バイデン氏はトランプ氏の反中政策を全面的に継承し、中国との対抗を一層強めているではないか。バイデン氏が二言三言口にした社交辞令的な『協力』に、まさか中国は全力で応じなければいけないのか」とした。(翻訳・編集/川尻)
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