南シナ海でのパワー拡大を継続する中国、中越の船団100隻以上が西沙諸島でにらみ合い―香港メディア

Record China    2014年5月18日(日) 14時42分

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17日、中国が石油掘削を始めた南シナ海の西沙諸島周辺で、中国船とベトナム船のにらみ合いが続いている。香港・大公網は「南シナ海でのパワー拡大を継続する中国、中越船団100隻以上が西沙でにらみ合い」と題した記事を掲載した。写真はベトナムの反中デモ。

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2014年5月17日、中国が石油掘削を始めた南シナ海の西沙(パラセル)諸島周辺で、中国船とベトナム船のにらみ合いが続いている。香港・大公網は「南シナ海でのパワー拡大を継続する中国、中越船団100隻以上が西沙でにらみ合い」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

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海外メディアによると、ベトナムで発生した反中デモで、少なくとも20人が犠牲となった。中国は現場周辺に80隻を展開し、両国の船団100隻余りがにらみ合いを続けている。

米メディアはベトナム当局の話として、ベトナムの海洋警察と漁業監視船が中国船から追跡・妨害を受けたと伝えた。

ロイターによると、中国は15日、軍艦を含む少なくとも80隻の船を現場周辺に向かわせた。

ベトナム政府は、中国が石油リグを設置した場所はベトナム沖120海里で、国連海洋法条約に基づく排他的経済水域(EEZ)に属するとして、正式に抗議を行った。

中国側はこれに対し、同場所は中国の海岸から数十海里の距離しかないと主張。「ベトナム船が挑発的に中国船に衝突したが、中国側は最大限の我慢をしている」との立場を示した。

16日にはフィリピンでも反中デモが起きた。フィリピンに住むベトナム人が呼び掛け、マニラの中国領事館前に100人余りが集まった。

この争いに、米国も重要な役割を演じている。米第7艦隊は先ごろ、ベトナム軍港への訪問回数を増やし、両国の合同演習を拡大するなど、ベトナム海軍との関係を強化したい意向を示した。(翻訳・編集/NY)

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