サムスンが従業員の白血病問題で初の謝罪、補償も約束=病気と工場の因果関係は認めず―仏紙

Record China    2014年5月15日(木) 20時30分

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14日、韓国のサムスン電子が同社の半導体工場に勤務して白血病などの疾患を発病した人に対し補償を行うことを明らかにした。しかし、工場の有毒物質との因果関係については否定している。写真はサムスンの広告。

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2014年5月14日、仏紙フィガロによると、韓国のサムスン電子は同日、同社の半導体工場に勤務して白血病などの疾患を発病した従業員に対し補償を行うことを明らかにした。ただ、これに関わる従業員の数については発表を避けた。15日付で環球時報(電子版)が伝えた。

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同社では過去数年間で40人余りの従業員が韓国労働部に対し訴訟を起こしている。同社の権五鉉(クォン・オヒョン)副会長は白血病などの疾患に苦しんでいる従業員や亡くなった従業員、その家族に対し適切な補償を行うと発表。また、被害に遭った従業員やその家族への配慮が足りなかったと謝罪した。ただ一方で、同社は従業員の発病と工場の有毒物質との因果関係については一貫して否定している。

2月には韓国で同社工場で働き白血病で亡くなった女性を題材にした映画「もう一つの約束」も公開された。法律の関係もあり、劇中では同社を名指ししているわけではないが、映画の英語タイトルに同社のスローガンである「Another Family」(韓国タイトルは途中で「Another Promise」に変更)が使われており、同社を暗に批判した映画であることは明らかだ。(翻訳・編集/藤)

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