ベトナムの反中デモ暴徒化、台湾企業への被害は「前代未聞」の深刻さ―英メディア

Record China    2014年5月15日(木) 20時8分

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14日、南シナ海問題による中国とベトナムの対立をめぐり、ベトナムでは反中デモが暴徒化し、多くの台湾系企業が工場の放火や破壊などの被害を受けている。

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2014年5月14日、BBC中国語サイトによると、南シナ海問題による中国とベトナムの対立をめぐり、ベトナムでは反中デモが暴徒化し、多くの台湾企業が工場の放火や破壊などの被害を受けている。

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ベトナム在住の台湾人ビジネスマンによると、反中デモの範囲はビンズオン省以外にも拡大しており、現在では北部のタイビン省の企業にも被害が及んでいる。また、この影響は現地の華僑2世や3世にも及び、状況は「前代未聞の悪さ」だという。ベトナム政府や法執行機関の対応も積極的とは言えないようだ。

この状況を受け、台湾のチャイナエアラインやエバー航空はベトナム発の臨時便を運航し、現地に滞在する台湾人らを迅速に帰国させるとしている。また、台湾の駐ベトナム代表処はホームページで注意を呼びかけ、スタッフを空港に派遣して帰国を希望する台湾人をサポートするという。

フェイスブックにはベトナムの台湾ビジネスマンにより専用ページが開設され、情報交換が行われている。同ページによると、台湾ビジネスマンのなかにはホーチミンに一時避難した人や、陸路でカンボジアまで逃れようとする人が出ている。台湾企業は比較的早い時期にベトナムに進出しており、その数も多いことから、今回被害を受けた企業も台湾系の工場が主だという。(翻訳・編集/藤)

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