このところ、ネット上で「貴州省で6億歳の『スポンジ・ボブ』が見つかる」というニュースが話題になっている。ただし、今回話題となっている「スポンジ・ボブ」はアニメキャラではなく、地中から発掘された海綿化石だ。

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24日、中国科学院南京地質古生物研究所の殷宗軍（イン・ゾンジュン）研究員が、8年の歳月を費やして、今から6億年前のものとみられる海綿の化石を発見した。これは現時点で世界で唯一となる最古の海綿の標本であり、今回の発見は貴州が地球上で最も早い時期に動物が現われた場所となる可能性を意味している。

殷研究員は、「古生物研究者の仕事は、まるで『盲盒（ブラインドボックス）』を開ける作業のよう。大自然の中にある化石に記された『文字のない書物』を人々に翻訳するようなもの」と話している。（提供/人民網日本語版・編集/KM）