ベトナム、南シナ海問題で暴徒化したデモ隊が外国企業を襲撃、現地は緊張続く―米メディア

Record China    2014年5月15日(木) 14時10分

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15日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語電子版によると、南シナ海での石油掘削活動を強行する中国に抗議するデモが行われたベトナムでは、依然として緊張状態が続いている。

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2014年5月15日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語電子版によると、南シナ海での石油掘削活動を強行する中国に抗議するデモが行われたベトナムでは、依然として緊張状態が続いている。

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南部ビンズオン省では13日午後、数千人の工場労働者らが抗議集会に参加した。夜になると、暴徒化したデモ隊により、韓国や台湾など外国企業の工場十数カ所が放火された。

警察が200人余りを逮捕したと報じられたが、緊張した状態が続いている。同省の台湾商会主席によると、台湾人の多くが近くの旅館に避難し、中国人はみな13日には退去した。残っているのは台湾人とシンガポール人、韓国人の一部だけだという。

台湾外交部は14日、ベトナムの駐台湾代表を呼び出し、秩序回復と台湾人の安全確保を要請した。

中国政府報道官も「事態に高い関心を寄せている」ことを明らかにしている。

中国海口経済学院の沈世順(シェン・シーシュン)氏は、「今回の騒動は中国政府が招いたものではない。ベトナム側の感情的な行為が事態をさらに拡大させている」との見解を示した。

一方、豪ニューサウスウェールズ大学のカール・セイヤー名誉教授は、「中国は従来、自分たちは相手の挑発に応じたにすぎないと自己弁護してきた。だが今回挑発を仕掛けたのは中国側だ」と指摘している。

南シナ海の中国の石油掘削施設付近では、中国とベトナムの船舶による衝突や放水砲の使用が相次いでおり、軍事衝突へ発展が懸念されている。(翻訳・編集/NY)

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