Record China 2007年6月13日(水) 9時16分
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2007年6月4日から始まった上海株式市場の急落は、株取引にはまっていた多くの学生に衝撃を与えた。そのため一部学生は「試験どころではない」と血相を変え、講義中に携帯で株価をチェックしたり、講義をさぼって自室でパソコンにかじりついて株取引に熱中しているという。
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中国の学校は9月に入学式があり、7月が年度末にあたる。例年だと、全国の大学では早ければ6月中旬から始まる期末試験に備えて、この時期ぴりぴりとした空気が漂い出す。ところが今年は少し状況が違うようだ。
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2007年6月4日から始まった上海株式市場の急落は、株取引にはまっていた多くの学生に衝撃を与えた。中には小遣いだけでなく生活費、学費まで投資していた学生もおり、株価の下落は生活の危機、退学の危機に直結する者すらもいるという。そのため一部学生は「試験どころではない」と血相を変えている。講義中に携帯で株価をチェックしたり、さぼって部屋でパソコンにかじりついて株取引に熱中する者が少なくない。多くの大学では、学生の株取引に関する対策会議まで開かれているとか。***
5月末には、教育部報道官から、学生は株取引などやめて学習という本分に専念するようにとの異例のコメントが出された。いまや学生の株取引などもっての他との風潮だが、以前は社会勉強として推奨されていた。昨年、ある証券会社が大学生による模擬株取引大会を開催、見事優勝した華南師範大学は学校報、WEBサイトなどでこの栄誉を大々的に報じた。今年も2連覇を目指し大会には参加するが、「勝っても負けてもそれを報告するようなことはない」と師範大学関係者は話している。社会勉強として推奨していたものを急に禁止するわけにもいかないと学校関係者は困り顔だった。(翻訳・編集/KT)
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