2014年5月12日、韓国・中央日報によると、北朝鮮の国防委員会は11日の「検閲団談話」の中で、「韓国は旅客船の沈没事故という惨禍により、この世の地獄と化している」と指摘。「朴槿恵（パク・クネ）大統領と韓国政府が故意に大事故を起こし、子どもたちを魚のエサにした」と述べた。13日付で中国日報網が伝えた。

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国防委員会は金正恩（キム・ジョンウン）第一書記が委員長を務める事実上の最高権力機構。2月には韓国大統領府と板門店で高官級協議を行い、相互誹謗（ひぼう）の停止などに合意していた。今回の発言について、世界北朝鮮研究センターのアン・チャンイル所長は「金正恩氏にも幼い2人の娘がいる。1人の父親として、子どもを失った両親を傷つけるような言動は控えるべき」と指摘している。（翻訳・編集/北田）