Record China 2021年7月29日(木) 0時50分
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裏金工作事件とサムスン電子からの収賄などの罪で収監中の李明博元大統領が27日、ソウル大学病院に入院した。
自動車部品会社「ダース(DAS)」の実所有による裏金工作事件とサムスン電子からの収賄などの罪で収監中の李明博元大統領が27日、ソウル大学病院に入院した。韓国・京郷新聞が伝えた。
記事によると、韓国の法務部は、李元大統領が同日午前9時ごろ、ソウル市鍾路区のソウル大学病院に入院したと発表。「入院期間中は医療スタッフの所見に基づき治療に専念する予定であり、退院日は未定」とし、「入退院や護送の時間は、セキュリティー上の理由から公開できない」と語った。
李元大統領は2020年12月にも糖尿病や気管支炎などの持病によりソウル大学病院に入院しており、50日間ほど治療を受けて21年2月に退院。そしてソウル市東部拘置所から安養刑務所に移管された。ソウル東部拘置所で新型コロナウイルスの集団感染が起きた際も、持病が悪化する恐れがあるとして検察に刑の執行停止を申請していたが、受け入れられなかったという。
今月20日には、ソウル拘置所に服役中の朴槿恵前大統領もソウル聖母病院に入院した。過去に手術をした肩の経過観察と、背中の痛みや持病の治療が理由とされる。朴前大統領の入院が報じられた際には、野党を中心に光復節(8月15日)に合わせ特赦を求める声も高まったといい、この日朝鮮日報では第1面で朴前大統領の入院のニュースが扱われ、特赦を訴える広告も掲載されたという。記事は、「野党の一部からは『光復節に元大統領を2人そろって特別赦免すべき』という主張が上がるはず」と報じている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「姑息(こそく)な手段を使っているな。罪はきちんと償うべき」「一般の囚人はがんにかかっても外部の病院に入院できない。収監中でも待遇が違うね」「治療を受けてまた戻ればいい。まだ出てくる時じゃない」「病院への入院日数も制限すべきでは?」「特赦反対。文大統領だって罪を犯していれば同じように償うべき」など、反発の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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