Record China 2014年5月12日(月) 16時35分
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12日、重慶市にある世界遺産で、「大足石刻」と呼ばれる大彫刻群のうち、修復作業が行われている千手観音の腹部に、文字が刻まれたレンガや金箔、瓷器の破片などが隠されているのを、専門家らが発見した。
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2014年5月12日、重慶市にある世界遺産で、「大足石刻」と呼ばれる大彫刻群のうち、修復作業が行われている千手観音の腹部に、文字が刻まれたレンガや金箔、瓷器の破片などが隠されているのを、専門家らが発見した。発見された長方形のレンガには、表と裏にいずれも赤い文字が刻まれている。大足石刻研究院石質文化財保護センターの陳卉麗(チェン・フイリー)副センター長によると、千手観音からこのようなレンガが発見されるのはこれが初めて。新華社が伝えた。
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文化財の専門家が現在、発見されたレンガやそのほかの文化財の調査を進めている。南宋(1127〜1279年)に作られた千手観音は、高さ7.7メートル、幅12.5メートル。高さ15〜30メートルの岩壁に刻まれており、腕1007本が羽を広げたクジャクのようになっている。同地は気温や湿度が高く、酸性雨の影響などもあり、近年千手観音の老朽化が進み、水の浸透や細部の風化、岩体の破損、金箔の変色、剥落などが深刻化していた。そのため、2008年から修復作業が始められ、15年上半期に完了する計画となっている。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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