Record China 2021年7月9日(金) 18時0分
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8日、観察者網は、「日本の時速4812キロの列車を体感してみよう」と題した動画が中国のSNS上に掲載されて注目を集めたと報じた。
2021年7月8日、観察者網は、「日本の時速4812キロの列車を体感してみよう」と題した動画が中国のSNS上に掲載されて注目を集めたと報じた。
記事は、中国版ツイッター・微博で科学技術に関する情報を紹介しているアカウント「顕微鏡背後的故事」が7日、「最高時速4812キロで走る東海道新幹線」の動画を掲載し、1日で89万人ほどが視聴したと紹介。動画では新大阪を出発した新幹線がわずか10分で東京に到着する設定になっており、途中の最高時速は音速の4倍近い4812キロにまで上昇すると伝えた。
そして、この動画が日本のYouTubeアカウント「フェルマータ・スタジオ」が以前制作した超高速列車シミュレーション動画の転載であることを説明。現実では東海道新幹線の最高時速は約360キロ、最高営業運転時速は285キロで、新大阪―東京間は最短でも2時間23分かかるとし、この動画では実際の運転映像を超高速再生し、ぴったり10分で東京に着くように編集したものであると紹介している。
また、「フェルマータ・スタジオ」が他にも日本国内のさまざまな列車の超高速運転シミュレーション動画をYouTube上で公開していること、動画について「フィクションであり、実在の列車とは無関係です。動画の転載を禁止します」と注意書きしていることを伝えた。
記事は「先進的な科学技術」を紹介する微博アカウントが、実際には存在しない「超倍速シミュレーション」の動画を掲載したことについて中国のネットユーザーからは「失望」の声が出たとするとともに、「音速の約4倍って、極超音速ミサイル並だぞ」「この列車に比べたら最新戦闘機はノロノロだな」「常識がある人ならだまされるはずがない」「おいおい、名探偵コナンだってこんなスピードの列車は出てきたりしないぞ」「音速の4倍出るなら地上を走らずに空を飛べよ」「いやあ日本の技術はやっぱりすごいよね。学ぶべき点が多いわ」といった感想が寄せられたことを伝えた。
その上で、動画を微博に転載した「顕微鏡背後的故事」アカウントが8日に、この動画を非公開に設定変更していたことが明らかになったと紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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