Record China 2021年6月16日(水) 0時20分
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米華字メディアの多維新聞は14日、中国雲南省で昨春から原因不明の北上を続けるアジアゾウの群れについて、専門家が「帰郷は冬頃だろう」としたことを報じた。資料写真。
米華字メディアの多維新聞は14日、中国雲南省で昨春から原因不明の北上を続けるアジアゾウの群れについて、専門家が「帰郷は冬頃だろう」としたことを報じた。
記事によると、省南部のシーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州から移動してきた群れは13日午後6時現在、省中部・玉渓市易門県の狭い範囲で活動を続けている。また、群れから離れた1頭は隣接する昆明市の晋寧区で活動。群れが易門県到達後に北に移動しないことについて雲南大学生物・環境学院の陳明勇(チェン・ミンヨン)教授は「北上を(自発的に)やめたわけではない」とし、当局の取った一連の措置が原因だと説明した。
この他、専門家チームは「群れは単独行動を取っているゾウを待っているところかもしれない」と考えており、陳教授は群れと単独行動のゾウの間に音声による交流があることを紹介。11、12の両日は双方の鳴き声が同時にキャッチされ、「信号」を受け取った単独行動のゾウは群れに徐々に近づいているそうだ。
陳教授によると、群れをシーサンパンナに誘導するルートはすでに初歩的な計画がなされていて、人とゾウの安全を前提に指揮部は引き続き障害物の設置やえさなどで北上を阻止し、南へと向かわせる。ただ、故郷に戻るには川や山を越えねばならず、雨季に入った後に子どものゾウが増水した川を渡るのはリスクが高いなどの理由から、指揮部は「帰郷に成功するのは冬になる可能性がある」としているという。(翻訳・編集/野谷)
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