中国科興製のワクチン 緊急使用の対象年齢が3歳まで拡大

人民網日本語版    2021年6月5日(土) 21時50分

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WHOは現地時間の1日、北京科興中維生物技術有限公司が研究開発した新型コロナウイルス不活化ワクチンをWHOの緊急使用リストに入れたと発表した。

世界保健機関(WHO、本部スイス・ジュネーブ)は現地時間の1日、北京科興中維生物技術有限公司(シノバック・リサーチ・デベロップメント)が研究開発した新型コロナウイルス不活化ワクチンをWHOの緊急使用リストに入れたと発表した。北京科興控股生物技術有限公司(シノバック・バイオテック・リミテッド)の尹衛東会長は、「科興製のワクチンがWHOの緊急使用リストに入り、47回目の緊急使用の承認となった。これまでに中国を除く46カ国で緊急使用が承認されている。これは当社のワクチンがより多くの国の製造品質基準に合致することを示すと同時に、当社がより多くの国にワクチンを提供できることを示している」と述べた。

尹氏によると、「科興中維には未成年者を対象としたワクチンの臨床研究があり、今年初めにスタートし、これまでに臨床試験の第1相、第2相を終えている。数百人を対象にした臨床研究からわかったのは、子どものグループ(3-17歳)に接種したところ、安全性に問題はなく、18歳の成人のグループと同程度の安全性が確認されたと同時に、抗体の水準も成人のグループと同程度だったことだ。国はすでに当社の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を承認する対象者の範囲を拡大して3歳以上としたが、ワクチンをさらに低年齢のグループに対していつ使用するかは、国家衛生健康委員会が、中国の現在の新型コロナウイルス感染症をめぐるニーズと対象者に基づいて決定し、ワクチン接種を秩序よく進めるとしている」という。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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