Record China 2021年4月16日(金) 9時20分
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中国新聞網は11日、「海外で華僑華人が被害者になる事件が相次いでいる」とする記事を掲載した。写真は米ニューヨークのセントラルパーク。
中国新聞網は11日、「海外で華僑華人が被害者になる事件が相次いでいる」とする記事を掲載した。
記事によると、ブラジル・サンパウロ市で先日、公園で朝の体操をしていたブラジル華人協会の会長が銃撃で命を落とした。華僑コミュニティーのリーダーは「ブラジルでは安全に関わる事件が頻発しており、華僑華人はたびたび被害者になっている」と説明。この他、「近年、ブラジルの犯罪率は上昇している」として、華僑や華人を狙った犯罪は恐喝が中心との声も寄せられている。現地で商売をする人が多く、現金を使うことに慣れているためターゲットになりやすいのだという。
一方、「南アフリカの治安環境にも問題が存在する」と語るのは南アフリカ華人警民協力センターの主任だ。同センターは2004年の設立以来、現地警察とのやり取りなど犯罪被害者となった同胞に必要なサポートを提供しており、これまでに受理した華僑華人に関する各種案件は3000件を超えた。
記事は、こうした状況を前に、安全意識を高めて自分の身を守ったり、事件が発生した場合はただちに警察に通報して捜査に積極的に協力したりするよう呼び掛けられていることを伝えた他、「新型コロナウイルスの大流行が人種差別を引き起こした」と指摘。昨年以降、多くの国で中国系に対する憎悪犯罪(ヘイトクライム)が増加していることに言及し、米国の非営利組織「STOP AAPI HATE」の最新リポートとして「昨年3月から今年2月末までに同組織は全米各地で計3795件のアジア系に対する人種差別の報告を受けた」と報じた。(翻訳・編集/野谷)
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