Record China 2021年4月6日(火) 10時0分
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米国では雇用状況が改善されつつあるが、アジア系住人だけは失業率が上昇している。写真は米ニューヨーク市内の様子。
中国メディアの中国新聞社は3日、米国では各エスニックグループ(人種の集団)の失業率が低下しているが、アジア系だけは上昇していると紹介した。
米国労働省の2日の発表によると、3月の就業者数の増加は2020年夏以来の高い水準を示した。非農業分野の雇用者数は市場予想の67万5000人増を上回る91万6000人増だったという。就業者数の大幅増加の原因は、経済刺激策やワクチン接種の推進が企業の従業員募集を促したためと考えられている。
しかし同月、アジア系住人の失業率は5.1%から6%に上昇した。一方で、白人の失業率は5.6%から5.4%に、ヒスパニック系は8.5%から7.9%に減少した。9.9%だったアフリカ系住人の失業率は9.6%になり、依然として高い水準ではあるが、やはり低下した。
米国労働省のマーティ・ウォルシュ長官は2日の記者会見で、政府としても雇用情勢がエスニックグループにより異なっていることに注目しており、原因を調査していると説明した。(翻訳・編集/如月隼人)
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