2014年4月29日、台湾の人気男性歌手ジャム・シャオ（蕭敬騰）のエピソードが、中学校の英語教科書に登場することになった。聯合報が伝えた。

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台湾の若手男性歌手ではトップ人気を誇るジャム・シャオ。2007年にオーディション番組「星光大道」に出場し、歌手デビュー。ずば抜けた歌唱力と裏腹に、トークで見せる天然ぶりが注目され、そのギャップの魅力も手伝い一気に人気歌手へと成長した。デビュー3年目という異例のスピードで香港コロシアムでの単独公演も行っている。

2011年には識字障害（ディスレクシア）があることを公表した。頭の中で字が組み立てられないため、学校での勉強についていけず、不良少年だったことも明らかにしている。そんなジャムの成功へのストーリーが、台湾の中学生の英語教科書に採用されることが明らかになった。障害を抱えつつ、理解してくれた教師らの後押しで音楽の才能を開花させ、人気歌手になったエピソードが、「決してあきらめない」ことを子供たちに訴える内容になっている。

ジャムは識字障害のため、歌の歌詞はスタッフに読み上げてもらって覚えているという。俳優としてドラマや映画にも出演しているが、事前にストーリーの概要を聞き、撮影の直前にセリフを読み上げてもうという。自分に関するニュース報道も読めないため、写真しか見ないとも語っている。（翻訳・編集/Mathilda）