中国の水源水質、基準クリアは半数どまり?「国家機密」で闇の中―中国メディア

Record China    2014年4月29日(火) 8時10分

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27日、全国で水質汚染が深刻化する中国で、水源となっている地域の水質を調査したところ、国家基準を満たしたのは半数に過ぎないことが分かった。写真は廃水で汚染された北京の川。

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2014年4月27日、21世紀経済報道によると、全国で水質汚染が深刻化する中国で、水源となっている地域の水質を調査したところ、国家基準を満たしたのは半数に過ぎないことが分かった。中国当局は水質データを「国家機密」として公開に前向きでないという。

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中国では今月、甘粛省蘭州市の水道水から国家基準を超える発がん性物質・ベンゼンが検出されて問題となった。これを受け、北京市でも浄水器を使う家庭が増加。市民の水の安全に対する不安は高まっている。しかし、国家都市給水排水工程技術センターによると、水の再処理工場は本来必要な数の2%に達していない。

一方、中国環境保護部は全国113都市の水源地域の水質データを公開しているのみで、ほか数千都市の数字については発表していない。同部関係者は「水質はひどい状況だが、国家機密のため明かせない」と説明。基準を満たす地域は中国全体の5割程度とみられている。(翻訳・編集/AA)

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