中国で昨年、SNSに投稿された映像をきっかけに一時爆発的な人気となったチベット族のイケメン青年、丁真さんの事務所は23日、微博（ウェイボー）で声明を出し、丁真さんに関する「既婚」「不倫」「ヒモ」「ファンと不適切な関係」などのネット上の書き込みは事実と著しく乖離（かいり）しているとした上で、この問題の処理を法律事務所に委託し、関係主体の責任を厳しく追及すると明らかにした。

丁真さんは昨年11月、SNSへの投稿をきっかけにそのイケメンぶりが一気に話題になり、故郷である四川省カンゼ・チベット族自治州理塘県の観光大使に就任。また、中国外交部の華春瑩（ホア・チュンイン）報道官がツイッターで丁真さんを「明るく無邪気な笑顔で、最近、ソーシャルメディアのスターになっています」と紹介したことで、海外でも注目度が高まった。

日本のテレビ番組も「純粋な笑顔がまぶしい19歳」と紹介。「注目されたことで、地元の観光大使になった。SNSの動画がきっかけで、爆発的人気となり、出身地が一大観光地と化している。四川省に向かう航空便の利用者が2割増える社会現象となった」などと伝えていた。（翻訳・編集/柳川）