Record China 2021年2月20日(土) 21時40分
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韓国の五つ星ホテル「グランド朝鮮 済州」の女性用サウナについて、外から内部が見えるという通報が警察に寄せられた。ホテル側は一部でミスを認めたものの、謝罪対応はしていない。写真はグランド朝鮮。
2021年2月16日、韓国・聯合ニュースによると、済州(チェジュ)島の西帰浦(ソグィポ)市にある五つ星ホテル「グランド朝鮮 済州」の女性用サウナについて、外から内部が見えているという通報が警察に寄せられた。
西帰浦警察署の話では、13日の午後3時ごろに同ホテルの利用者から通報があり、「スイートルームに付随する女性用サウナとトイレの内部が外から見える構造になっており、裸を見られる恐れがある」と相談を受けたという。
警察はホテルの監視カメラの映像などを基に事実確認を進め、目撃者の有無を調査した。
15日には、「済州島の五つ星ホテルのサウナで裸をさらされました」という題名の文章がポータルサイトに掲載された。同文章の筆者は新婚旅行で同ホテルを2日間利用したといい、「サウナの窓ガラスはフィルムコーティングがされていて、(マジックミラーのように)内側からのみ外の景色が見えると思っていた」ものの、「滞在最終日の散歩中に外からサウナの窓を見ると、中にある温度計の文字まで見えた」という。
また、「ホテル側は、窓ガラスにコーティングがされていて日中は外から見えず、夜はブラインドを下ろしていると答えたが、私の滞在中にブラインドが下りていたことはない」と指摘。「1泊80万ウォン(約7万7000円)以上の金額を払って他人に裸をさらすという侮辱を受けた」とし、「ホテル側が公表していないため、他の利用者は被害にも気付いていない」と続けた。
ホテル側は「サウナの窓ガラスにはフィルムコーティングとブラインドが設置されており、天候や時間帯に応じてブラインドを使用している」と主張した上で、「サウナ内の一部スペースについては誤ってブラインドを下ろしていなかった場所が確認された」と認めた。さらに、「警察の調査を通じて監視カメラの映像を確認したところ、懸念された被害は見られなかった」とし、「今後も顧客の安全と利益のため、運営に細心の注意を払う」と述べているという。
これに対し韓国のネットユーザーからは、「謝罪して賠償するのが当然なのに、言い訳をするのはおかしい。誰が見たかではなく、見えていたこと自体が問題だ」「賠償もせず、“ミスだった”で済ます気か?」「こんなホテルが五つ星だなんて…」「被害が無いとなぜホテル側が言い切れる?ドローンで撮られてるかも」「こんな記事ばかりで嫌になる」など、批判的なコメントが相次いで寄せられた。(翻訳・編集/丸山)
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