Record China 2021年2月10日(水) 19時20分
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中国のスポーツメディア・上海体育は8日、サッカーの中国スーパーリーグで起きている「給与削減」の流れが日韓のリーグにも波及するとの記事を掲載した。
中国サッカー協会は昨年、スーパーリーグに所属するクラブのトップチームの選手について、「中国人選手は500万元(約7900万円)、外国人選手は300万ユーロ(約3億8000万円)以内とすること」などを盛り込んだ「年俸制限令」を発表。選手年俸の高騰が問題視されての措置だが、特に外国人選手の大幅な年俸調整が見込まれることから、今後同リーグで外国人選手の退団が相次いで発生する可能性があるとも指摘された。
上海体育の記事は、こうした背景を紹介した上で、「『金満サッカー』は幕を閉じた。中国リーグはコストパフォーマンスが高い外国人選手を求め、日韓のリーグに一斉に目を向けている」と指摘。中国サッカー協会の陳戌源(チェン・シューユエン)会長が「中国リーグの選手年俸は日韓リーグの6~12倍に上る」と指摘したこともあり、今後中国クラブが安価で戦力になる外国人選手をリサーチする際に、JリーグやKリーグが注目されるとの見方を示した。
一方で、「中国サッカーの健全な発展」は外国人選手への経済的なてこ入れだけで成し遂げられるものではなく、ユース年代の育成との2本柱で当たるべきだとも主張。育成は「日韓のように着実に進めていかなければならない」とした。また、「外国人選手と中国人選手の差が縮まってこそ、給与制限などの政策の目的が達成される」とし、「さもなければ『上に政策あれば下に対策あり』になり、根本的な問題が解決されずにゆがんでしまう可能性もある」と指摘した。(翻訳・編集/北田)
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