2021年2月7日、頭条新聞は、鼻の整形手術に失敗した中国の女優が自身の経験についてメディアに語ったことを報じた。

中国の女優・高溜（ガオ・リウ）さんは先日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）上で鼻の整形手術を受けたところ失敗し、鼻の先端部が黒く壊死（えし）してしまったことを写真付きで告白し、広く注目を集めた。

6日に中国メディアの取材に応じた高さんは、「多くの人が私のことを『ざまあみろ』とののしってくることが非常につらい。私だって被害者なのだから」と語るとともに、手術を行った美容医療機関から謝罪もなければ、慰謝料として請求した200万元（約3200万円）を「だまし取ろうとしている」との言いがかりをつけられていると打ち明けた。

高さんは中国メディアによる取材の中でさらに「もう少し美しくなりたいと思って鼻の整形を決意した。多くの人がやっているので、整形に対してリスクは感じていなかった」とも述べている。壊死した鼻については、治療に1、2年を要する可能性がある上、一生治らない恐れもあるとのことだ。

記事は、高さんの話を伝えた上で、手術を行った美容医療機関に何度も電話を入れたものの、「一度もつながらなかった」と伝えている。

高さんによる衝撃の告白は日本を含む外国メディアにも取り上げられ、大きな反響を呼んでいる。

この件について、中国のネットユーザーは「女性の多くがより美しくなりたいと考える。これは高さんの過ちではなく、かわいそう」「これは美容医療機関側のミスだろ。どうして被害者が罵倒されなきゃいけないんだ」「医療産業の混乱状態はすでに長期化している。ちゃんと手を入れて整理してほしい」といったコメントを残す一方で、「施術を受ける前にリスクを把握しなかったのだからこうなっても仕方はない」「そもそも鼻に手を加える必要があったのか。十分美しいのに」などの意見も見られた。（翻訳・編集/川尻）