中国スーパーリーグ・天津の外国人選手「加入から今まで給料もらってない」―中国メディア

Record China    2021年2月6日(土) 14時20分

拡大

4日、観察者網は、中国サッカー・スーパーリーグのクラブに所属するブラジル人選手が「昨年入団してからまだ一度も給料をもらっていない」と語ったことを報じた。

2021年2月4日、観察者網によると、中国サッカー・スーパーリーグのクラブに所属するブラジル人選手が「昨年入団してからまだ一度も給料をもらっていない」と語った。

記事は、近ごろ中国国内でサッカークラブの財務問題、給料未払い問題が再び取り沙汰されており、一部のクラブでは数億元に及ぶ負債を抱えていることが明らかになったと紹介。その中でもスーパーリーグに所属する天津津門虎(旧名は天津泰達)の状況はひときわ厳しいとし、資金上の問題から中国サッカー協会に対して選手やスタッフの賃金に関する書類の提出延期を申請していると伝えた。

そして、同クラブに昨年10月加入し、昨季は7試合出場して2アシスト2ゴールを挙げ、クラブの1部残留に貢献したFWフランシスコ・ソアレスが母国のブラジルメディアの取材に対し「移籍してから現在に至るまで、まだ給料をもらったことがない」と発言したことを紹介している。

記事によれば、ソアレスは現在、かつて所属していたポルトガル・ポルトにある施設でトレーニングをしているとのことだが、ポルトガルのリーグに復帰するつもりはなく、天津からの招集を待ちつつコンディションを保つために体を動かしているのだという。

また、ソアレスの広報担当者は「天津からのグッドニュースを待ち続けている。一切の問題が速やかに解決されることを願っており、チームに戻ってトレーニングしたいという気持ちが募っている」と本人の気持ちを代弁しており、中国のネットユーザーからは「クラブの前途は不透明だが、ソアレスのプロ意識に敬服する」といったコメントが寄せられている。

記事は、同クラブは現在もなおリーグ開幕前のキャンプに向けて選手を招集しておらず、財政的な問題が解決できなければ今季のリーグ戦に参加できるかどうかもわからない状況だと紹介。そんな中で同クラブに所属する中国人選手らが近ごろ、中国版ツイッター・微博を通じてクラブ存続のために社会に支援を求める書き込みを行っていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携