水質汚染が深刻な川、住民の意識の低さが浮き彫りに―福建省龍海市

Record China    2007年6月9日(土) 11時32分

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2007年6月6日、福建省龍海市にある川「九龍江」の水質汚染が深刻な状況にあることがわかった。九龍江流域の村ではごみや工場廃水がそのまま川に流されるなど、住民の意識の低さが浮き彫りになっている。

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2007年6月6日、福建省龍海市にある川「九龍江」の水質汚染が深刻な状況にあることがわかった。

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九龍江は福建省で2番目に大きい川で、アモイ湾に注ぐ。九龍江の支流が流れるある村では、廃水をそのまま川に流している工場が多く、水質汚染が著しい。村民は「数年前までは川の水を飲むことができたが、汚染がどんどんひどくなり、今では魚も死んでしまった」と話す。***

この村には製紙工場・食品工場・プラスチック工場など大小多くの工場がある。ある製紙工場の環境保護責任者は「うちの工場ではきちんと汚水処理をし、規準通りに排水している」と話したが、工場からは異臭を放った真っ黒な汚水が川へと流れていた。また、別の場所では堤防や住宅の前に紙ごみやプラスチックごみが積み上げられ、その一部は川に浸かっていた。

水質汚染改善には政府の具体的な対策や措置も必要だが、工場関係者や住民一人一人の意識向上が急がれるところだ。(翻訳・編集/藤野)

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