日本人頼りの韓国土産店=今や中国観光客の時代、「目を背けては閉店の危機も」―中国人ジャーナリスト

Record China    2014年4月15日(火) 11時22分

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15日、近年そのすさまじい購買力で世界の観光業をけん引している中国人観光客。その影響は韓国でも見られており、今まで同国観光のお得意様だった日本人観光客に取って代わている。写真は韓国の繁華街にある飲食店。

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2014年4月15日、近年そのすさまじい購買力で世界の観光業をけん引している中国人観光客。その影響は韓国でも見られており、今まで同国観光のお得意様だった日本人観光客に取って代わっている。

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韓国メディアはかつて日本で巻き起こった韓流ブームで、日本人観光客で繁盛した南大門の土産店について紹介、円安などにより日本人の客足が減り、店をたたむ危機に追いやられていると伝えている。

これに対し韓国に幾度となく足を運んだ中国人ジャーナリストは、「かつて明洞では、店のスタッフらが“いらっしゃいませ”などと日本語で客を呼び込んでいたが、今ではそれが中国語にかわっている」と現状を紹介。さらに、「中国人観光客の最大の特徴はその購買力だ。韓国に訪れる日本人観光客の多くは過去に海外旅行を経験した人が多い。そのため、買うものは友人や知人に配るお土産程度だが、中国人は違う。中国人の海外旅行は近年に急増しているため、韓国に初めて訪れる人も少なくない。中国人観光客はお土産のみならず、ブランド物や日用品まで買うのだから、日本人との消費額は桁違いだ」と指摘した。

このほか、「中国人の対応は難しいと嘆く店主もいるが、今や世界の観光業は中国人観光客が主要客のため、それに合わせた経営をしなければ、淘汰されるのは自然の摂理だ」と発言。

実際、同ジャーナリストがひいきにしている明洞のあるレストランは、味付けを中国人の口に合うよう改良しているという。店主は「以前は日本人の口に合わせ薄味にしていたが、今では中国人客が多いため、彼らが好む濃く辛い味付けに変更した」と語っている。

かつての常連客である日本人客の復活を信じ、現状を維持するのか、それとも中国人客に合わせ経営をシフトチェンジするのか、いずれにしても時代の流れに乗れなければ、最悪の場合には店をたたむことになるだろう。(編集/内山)

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