2021年7月8日、韓国・ソウル新聞によると、元夫に嫌がらせをする目的で5歳の娘を元夫の務める会社の前に長時間にわたり立たせた母親が実刑判決を受けた。

記事によると、韓国の大田地裁は同日、児童福祉法違反や公務執行妨害などの疑いで起訴された20代の女に懲役1年6カ月の判決を言い渡した。

女は元夫と離婚後、娘と2人で暮らしていたが、今年1月から元夫の私生活に介入するようになった。2月からは元夫に嫌がらせをする目的で、5歳の娘を元夫の務める会社の正門前に立たせていたという。

初日は午後3時から1時間、2日目はマイナス2．4度という寒さの中で午前8時から午後4時まで8時間、3日目は7時間30分にわたり同様の行為をさせた。

さらに4日目は午前9時から午後10時までの13時間、5日目は午前7時30分から午後7時30分までの12時間にわたり元夫の会社と自宅の前に娘を立たせたという。

女は児童虐待容疑での取り調べを拒否し逃げ回っていたが、5月12日に釜山で逮捕された。護送中には警察官に唾を吐くなどしたという。

これに韓国のネットユーザーからは「残酷だ」「これが母親のすること？」「これが韓国で起きたことだなんて信じられない」「最近は母親らしくない人が多すぎる」「監護権を取り上げるべき。子どもが危険」など驚きや批判の声が殺到している。

また、「母親も悪いけど、娘が外に立っているのに何の対策も立てなかった父親も相当悪い。子どもだけが犠牲になった」「父親は娘が外にいることを知っていたんだよね？それなら同罪」など元夫の責任を追及する声も数多く見られた。（翻訳・編集/堂本）