<マレーシア機不明>科学技術は進歩しているのに、なぜ海上捜索は困難を極めるのか―中国メディア

Record China    2014年4月15日(火) 6時50分

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14日、なぜ海上での捜索の難度はこんなにも高いのだろうか。資料写真。

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2014年4月14日、南インド洋でマレーシア航空370便を捜索するプロセスのうち、中国、オーストラリアなどの国の衛星および飛行機がいずれも浮遊物とみられるものを発見したと報告したが、艦船などが関連の海域に駆けつけた後、価値のある発見は依然としてなされていない。なぜ海上での捜索の難度はこんなにも高いのだろうか。

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まず、衛星画像に対する専門的な研究、判定には一定の時間が必要だ。中国の専門誌『航空知識』の王亜男(ワン・ヤーナン)副編集長の紹介によると、衛星は作業時に少なくとも1日で数百枚の写真を撮影することができ、写真ごとに通常数百平方キロメートルの面積をカバーすることができるが、解像度が下がれば、写真のカバー面積は更に大きくなる。そのため、大量の衛星画像に対して研究、判定を行うことは、時間と精力を費やすプロセスだ。例えば、先月18日の昼に中国の衛星が画像を撮影し、22日に中国側が浮遊物と見られるものについての研究・判定の結果を発表するまで、この間には一つの時間差が存在する。

海面上の捜索チームが衛星によって観測された位置まで駆けつけても、海流などによりすでに浮遊物は別の位置まで流されているだろう。南インド洋の目標海域で捜索活動に参加している中国の科学考察船「雪龍」号の捜索活動総指揮官、劉順林(リウ・シュンリン)氏は、「海面上の浮遊物は通常海流とともに漂流し、海上の大風や、高さ数mの波は、いずれも浮遊物を押し流し、これらが海面での捜索の難しさを増大させる」と紹介した。(提供/新華網日本語版・翻訳/張一・編集/武藤)

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