人民網日本語版 2021年1月4日(月) 18時50分
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大連市でこのほど、スーパースプレッダー1人から32人が感染するクラスターが発生した。写真は大連市でのPCR検査。
遼寧省大連市が1日午後に開いた新型コロナウイルス対策をめぐる記者会見で、同市衛生健康委員会の趙連(ジャオ・リエン)副主任は、「今回の当市における国内症例はコールドチェーンで輸送される輸入食品の外装に付着した活性状態の新型コロナウイルスが発生源という初歩的な判断が下された。今回はある1人の感染者が感染源となり、局地的なクラスター(集団感染)が生じた」と説明した。
今回の集団感染の特徴:
1.早期発見。感染者4人は、コールドチェーン関連の関係者を対象に毎週定期的に実施されているPCR検査で発見された。別の感染者1人は、新規入院患者を対象に実施されるPCR検査で、もう1人は、大学院試験の受験前検査で発見された。その後、濃厚接触者をスクリーニングし、重点地域の住民全員を対象にPCR検査を実施し、感染者が次第に洗い出された。
2.速かった伝播速度。疫病学調査では、感染者が報告された2020年12月15日の時点で、ショッピングセンター・金座商厦で一気に伝播し、さらに、親族の会食やたくさんの人が集まる中でコミュニティー感染が発生したことが判明している。PCR検査の陽性者が続々と判明し、感染者が集中している5エリアが次第に浮かび上がってきた。まず、12月11日に袁さんの感染が判明。10日後の21日に重点地域のロックダウン管理が実施されるまでの間に、そこから4段階を経て計26人が感染した。
3.多岐にわたった伝播ケース。港湾エリアで働く作業員が商業エリアの中心にある金座商厦に行っていた。そこは多くの買い物客が訪れ、流動性も高い。感染拡大を食い止めるための防御線が、コールドチェーンや港湾からコミュニティ、ショッピングセンター、学校、病院などにまで張り巡らされ、伝播した人やケースが多岐にわたり、状況が複雑化した。
4.感染力の強さ。スーパースプレッダーが出現した。35人目の感染者・金さんから、その親族の会食に参加していた10人全員が感染。さらに、その後、住んでいる団地の同じ棟の住民や日常生活で接触した人などからも感染者が確認されており、本人も含め33人が感染するクラスターが生じた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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