人民網日本語版 2020年12月23日(水) 17時40分
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鄭忠偉氏は「緊急使用の過程で、ワクチンを接種した約6万人が中国国外の新型コロナウイルス感染ハイリスク地域を訪問した。現時点で、感染し重症化したケースは1例も報告されていない」と明らかにした。資料写真。
中国国務院共同対策メカニズム・科学研究難関突破グループ・ワクチン研究開発グループのグループ長を務める、中国国家衛生健康委員会医薬衛生科技発展研究センターの鄭忠偉(ジョン・ジョンウェイ)主任は21日、北京で、「緊急使用の過程で、ワクチンを接種した約6万人が中国国外の新型コロナウイルス感染ハイリスク地域を訪問した。現時点で、感染し重症化したケースは1例も報告されていない」と明らかにした。中国新聞社が伝えた。
中国国務院共同対策メカニズムは同日、冬から春にかけての新型コロナウイルス対策と重点グループへのワクチン投与に関する状況説明会を開催。新型コロナウイルスのワクチン接種の安全性や効果について言及した際、鄭センター長は上記のように説明した。
鄭センター長は、「安全性と有効性がワクチンを評価する上で最もカギとなる指標。通常、ワクチンの安全性とはワクチンを接種後、思わしくないまたは深刻な副反応の出現の有無を指す。もし、深刻な副反応が出現しなければ、そのワクチンは安全と見なされる」と説明した。
中国の新型コロナウイルスのワクチンの効果について、鄭主任は、「関連の具体的なデータについては現在、ワクチンの盲検化された第三段階の治験の最終部分、または中期の分析結果が出てくるのを待っている段階。ただ、第一段階、第二段階の治験でも有効性に関する参考指標を出すことができる。例えば、ワクチンを接種したグループと対象グループの免疫原性指標である中和抗体などを比較すれば、第一段階と第二段階の臨床試験データは、中国の新型コロナウイルスのワクチンは高い安全性と有効性を備えていることを示している」と説明した。
鄭主任によると、中国は6月から、法律と規定に基づいて、新型コロナウイルスのワクチンの緊急使用を承認しており、7月から緊急投与を展開している。7月からこれまでの5カ月の間に、小規模からスタートし、着実かつ慎重に、希望者に事情をよく説明することを原則にして、累計で100万回以上の緊急投与を展開してきた。うち、6万人以上が海外のハイリスクの地域や国を訪問した。その6万人のうち、現時点で、感染し重症化したケースは1例も報告されていない。
その他、世界保健機関(WHO)の今月2日時点の統計によると、中国では15種類のワクチンがすでに臨床試験に入っている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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