中国SUV市場争奪戦!海外メーカーの競争激化、日本車もシェア挽回図る―米紙

Record China    2014年4月9日(水) 6時50分

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4日、中国ではSUVの人気が高まり、海外自動車メーカーによる市場争奪戦が繰り広げられている。写真はフォードのSUV。

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2014年4月4日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国ではスポーツ用多目的車(SUV)の人気が高まり、海外自動車メーカーによるSUV市場争奪戦が繰り広げられている。6日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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現在、フォードの製造・販売するフォード・フォーカスのセダン型は中国で販売台数1位を誇る。2013年には、フォードは長年優勢にあったトヨタ自動車の出荷台数を超えた。フォードが中国で急成長を遂げた要因には、2012年の日中両国政府による領土問題で中国の消費者が日本の自動車メーカーを敬遠し始めたことや、フォードが中国自動車とSUVの生産に50億ドル(約5000億円)を投入したことが挙げられる。

中国ではフォーカスのようなセダンが最も人気だが、フォードのエコスポーツやクーガなどのSUVの売り上げも好調だ。フォード・チャイナのジョン・ ローラー会長兼最高経営責任者(CEO)によると、南米や欧州など他の市場の消費者がセダンからSUVへのグレードアップを望んでいたこともあり、中国でのSUV増産を決めたという。

最近では、中国の消費者の日本車離れも薄れ、また生活スタイルの変化から、SUVの需要が高まっている。2012年の中国乗用車販売台数は前年同期比7%増の1550万台で、そのうちSUVの販売台数は26%増だった。

日本メディアによると、日産の大連工場は2014年に生産を開始し、2種類の人気の車型の生産能力を現在の3.5倍にアップする。トヨタも50億円を投資して成都工場の生産能力を約7割アップすると発表した。SUVで市場シェアの挽回を図る。(翻訳・編集/藤)

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