ウクライナでの中国の影響力、日本は外交活動強め排除狙う―露メディア

Record China    2014年4月9日(水) 0時30分

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7日、ロシアのメディアは、日本がウクライナに対する外交活動を強め、中国の影響力を排除しようとしていると伝えた。

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2014年4月7日、米ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語電子版はロシアメディアの報道として、日本がウクライナに対する外交活動を強め、中国の影響力を排除しようとしていると伝えた。日本の外相が今月末に予定していたロシア訪問をキャンセルする可能性があるとも伝えている。

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ウクライナ外務省は、同国臨時政府の外相が日本大使と会談し、日本が提供した15億ドル(約1547億円)の経済援助および国際社会での支持表明に感謝の意を伝えたとする声明を発表した。日本大使がウクライナの主要メディアに明かしたところによると、国連は3月27日にロシアのクリミア併合を無効だとする決議を採択したが、日本は他の100カ国とともに賛成票を投じただけでなく、決議の共同提案国にも名を連ねている。

ロシアの日刊紙ニェザヴィーシマヤ・ガゼータは、ウクライナに多くの利権を得ている中国がクリミア問題で中立的な立場を取る一方で、中国との間で領土紛争を抱える日本はウクライナで積極的な外交活動を展開し、自国の影響力を高めるとともに、中国の影響力を弱め、排除しようとしていると指摘した。また、日本はウクライナ危機以前にはロシアとの関係も重視しており、今回の対ロシア制裁でも他の欧米諸国ほど厳しい姿勢をとっていないと伝えた。

ロシアは5月9日に第2次大戦勝利のイベントを行い、その翌月にプーチン大統領が中国を訪問する。ロシアの政治アナリストは、日本による中国侵略という歴史問題について、ロシアがどのように中国と一致した立場を示すかどうかで、今後の露・日・中の3カ国関係の方向性を判断することができると述べた。(翻訳・編集/岡田)

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