空飛ぶ船、中国で実用化―中国紙

Record China    2014年4月6日(日) 19時50分

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4日、中国で初めて実用化された地面効果翼機「翔州1」は、このほど海南省三亜市で海上試験を完了し、3日に中国船級社の検査証書を取得した。

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2014年4月4日、中国で初めて実用化された地面効果翼機「翔州1」は、このほど海南省三亜市で海上試験を完了し、3日に中国船級社の検査証書を取得した。これは同機が登録手続きを完了し、規模化・実用化の段階に正式に突入したことを意味する。南方日報が伝えた。

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地面効果翼機は世界最速の船舶で、「空飛ぶ船」とも呼ばれている。航空機の速度と船舶の経済性を兼ね備えており、地面効果を利用して海面すれすれの高速飛行が可能だ。安全、快適、高速、便利、多様な状態といった特長があり、公務・法執行、捜索・救助、旅行・娯楽、短距離乗客輸送などの分野で幅広い普及の可能性を持つ。

同機には水密区画があり、定員は7人。操縦席は二つ横に並んでいる。全長は12.7メートル、幅は11メートル、高さは3.9メートル、最大離陸重量は2.5トン、巡航速度は時速140〜160キロ、最高速度は時速210キロに達する。同機は中国で運行速度が最速の地面効果翼機でもある。

同機はB類地面効果翼機で、水面に接する地面効果区で飛行し、地面効果を十分に活用し、省エネ・ステルス効果を発揮する。また、30〜50メートルの高度に上昇し飛行し、障害物を回避し、遠くを眺めることも可能だ。上昇・下降時の耐波高度は0.5メートルで、航続距離は最長400キロに達する。

地面効果翼機は航空機と異なり、専用の滑走路が必要ない。400メートルの海域でスムーズに離陸し、飛行終了時も海域に着陸できる。他にも沼地、雪原、干潟などで活躍でき、さまざまな需要を満たせる。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)

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