ボルボが中国で躍進へ、地方政府の購入対象車にノミネート=中国政府の節約令が追い風に―中国メディア

Record China    2014年4月7日(月) 3時3分

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4日、今年はボルボ躍進の年になるとみられている。複数の中国地方政府の自動車購入対象リストにも名を連ねており、販売台数増加につながるとみられる。

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2014年4月4日、中国メディア・財新網は、2010年に浙江吉利控股集団の傘下に入ったボルボ・カー・コーポレーションにとって、今年は躍進の年になるだろうと報じた。すでに複数の中国地方政府の自動車購入対象リストにも名を連ねており、14年第1四半期(1−3月)の中国での販売台数は前年同期比25.4%増となっている

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最新のデータによると、ボルボ・カー・コーポレーションの14年第1四半期の世界での販売台数は前年同期比9.5%増の10万8000台で、中国地区においては同25.4%増の1万7000台を記録し、世界最大の市場となっている。

同社は10年に浙江吉利控股集団が買収したものの、これまでは登記先住所がスウェーデンであるなどの理由から、中国国産自動車企業として認められていなかった。そのため、同社は「外資の身分」のまま、浙江吉利控股集団と中国で合資会社を設立し、初めて政府公認の国産自動車企業となった。

同社中国地区の寧述勇(ニン・シューヨン)メディア副総裁は、14年はボルボにとって「中国年」になると予測する。ボルボは複数の中国地方政府の自動車購入対象リストに名を連ねており、今後さらに対応する政府の数を増やしていく方針だとしている。

また、4月1日に習近平(シー・ジンピン)中国国家主席がベルギーでボルボの欧州第2工場へ足を運ぶとともに、同日行われた講演会で「ボルボは中国の資本と欧州の技術の間の利益を結びつける懸け橋である」とたたえるなど、ボルボにとって大幅なイメージアップとなった。

さらに、13年末に中国政府が発表した「節約令」や現在進められている汚職取り締まり強化などにより、地方政府や国有企業が高級外国車の購入を見送り、国産車の購入を進めていることもボルボにとって大きな追い風になるとみられている。(翻訳・編集/HA)

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